Home -> 医療事務の仕事 -> 1.受付業務
患者さんがはじめに会うのはあなた
患者さんが最初に通る受付窓口は、いわば病院の顔。ここに配属された医療事務スタッフは、笑顔を忘れないようにしたいところです。それと同時に、受付は院内全体の業務の流れを左右する大切なポジションでもあります。患者さんの待ち時間を短縮してスムースに診察が受けられるよう、すべての仕事を迅速に行いましょう。 受付の主な仕事は初診・再診の受付や診察券の発行、カルテ搬送と受診科への案内などですが、初診の人に問診票を記入してもらったり、たくさんの種類がある保険証を確認したりする作業もあります。プロの知識と経験を活かし、限られた時間内であらゆる業務を的確にこなさなければなりません。
● 初診と再診
ほとんどの病院・医院では、初診の患者さんに簡単な問診票を記入してもらっています。氏名と年齢、受診理由などの基本情報ですが、ときには医師が診察前に問診票をチェックし、必要な検査を先に済ませることもあります。また、再診の受付については自動処理される病院が増えました。
● 診察券の発行
大きな病院では、患者さんの基本情報を入力すれば自動的に診察券が発行されるシステムを導入しています。この場合は診察券に磁気ストライプが付いていて、患者さんの情報が記録できるようになっています。
● カルテ搬送
基本情報の入力が終わって診察券やカルテ、外来指示票、会計カードなどの必要書類が発行されたら、それらを受付順に各科へ運びます。患者数の多い病院ではカルテ搬送スタッフを雇って効率化を図っています。カルテには個人情報が記入されているため、診察後の管理にも注意しましょう。
● 受診科への案内
複数の科がある大きな病院では、患者さんが迷わないように受診科へ案内しなければなりません。新しい病院の場合、各科ごとに色分けしたラインが廊下に引かれていることもあります。
● 保険証の確認
患者さんの職業によってさまざまな種類がある保険証。それぞれ医療費の負担額が異なるので、初診の患者さんだけでなく再診でも月に1度は確認することが義務づけられています。これは受付業務の重要な仕事です。
【日本医療事務協会】 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト7F TEL:03-3349-6011 E-Mail:info-ijinet@nk-create.co.jp
Copyright (C) 2021 JMCA日本医療事務協会 All Rights Reserved