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大病院では電子カルテの導入が急増!
患者さんを診察しながら、そのカルテを手書きで細かく記入することは、医師にとって手間のかかる作業です。 さらに、そのカルテの内容をきちんと読み取って医療事務コンピュータに入力するオペレーター業務も、スタッフの労力を要する仕事です。この部分での間違いは絶対に許されませんから、慣れた人でも神経を使う仕事だと言えるでしょう。
ところが、2001年以降は企業だけでなく医療機関でも急速にIT化が進み、電子カルテを導入する病院が増えてきました。これはパソコンや携帯端末からカルテを入力するシステムで、情報の閲覧や記入が簡略になるだけでなく、カルテ搬送の手間も省く画期的な設備です。
最近は小さな医院や診療所の窓口でもパソコンを使うようになりました。いずれはすべての病院・医院に電子カルテが普及することが予想されます。しかし、オペレーター業務をするのはあくまで人間だということを忘れないでください。これはいくらコンピュータ化が進んでも変わりません。
● カルテの記入
カルテに記載する内容はいろいろありますが、診療歴と病状の経過、薬剤の処方については医師が記入しなければなりません。 医療事務スタッフはそれらの指示書をコンピュータに入力し、会計や次回来診時に使うため保存しておきます。その際、患者さんの氏名と性別、生年月日、住所、電話番号、保険証の種類などの基本事項も医療事務スタッフが入力します。 これらはいずれも大切な情報なので、スピードよりも正確さがポイントとなります。また、守秘義務や個人情報保護の観点からも取り扱いに注意しなければなりません。
● カルテの処理方法
カルテの作成や使い方、管理につい ては病院によって異なります。初診時 の問診票や診療申込書、保険証のコピ ーなどを添付するほか、保険証ごとに 色分けしたファイルを使っている病院 も多いようです。 また、電子カルテなどが導入されて いるか否かによって搬送や管理の仕方 も変わってきますので、カルテの処理 ついては、各医療機関に就職した後で 独自のやり方を覚えることになります。
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