受付では「検査の前に薬を飲んでも構いませんか」「自分で包帯をはずしておいたほうが良いでしょうか」「診察前に子どもにお菓子を食べさせても大丈夫ですか」など、診察に関係する質問もいろいろ出てきます。慣れてくると、つい自分の判断で答えたくなってしまいます が、油断は禁物。検査や治療にまつわる事柄はすべて医師か看護師に聞かなければなりません。
もっと単純な「順番はまだですか」「あと何分ぐらいかかりますか」という質問にはすぐ答えられますが、その場合も「もうすぐです」「あと少しお待ちください」などと漠然とした回答をせず、きちんと調べたうえで「あと○人ですよ」「○分くらいかかるかも知れませんね」と具体的に教えてあげましょう。
また、病院の出口となる会計窓口では、診療費についての質問と薬についての質問が多くなります。
診療費は医療事務の分野ですから、「いつもより値段が高いのはなぜですか」「次回の検査ではお金を幾ら持ってくれば足りますか」などという質問には、必要に応じて明細書や診療報酬点数表を確認しながら丁寧に答えることができるはずです。
薬に関して「いつもと種類が違いますが……?」というような自分で判断できない事を聞かれたら、すぐに医師または薬剤師に再チェックしてもらいましょう。処方箋の扱い方を説明するのは医療事務スタッフの仕事なので、調剤薬局の場所や有効期限をきちんと教えてあげましょう。