Home -> 医療事務の仕事 -> 4.「調剤薬局」で働く!
● 医薬分業により需要が増大
最近はほとんどの医院・病院で医薬分業化が進み、患者さんは病院から発行された処方箋を調剤薬局に持参し、調剤してもらうようになりました。
この院外処方に対応するため、調剤薬局をフランチャイズチェーンとして展開している会社や、調剤部門を併設するドラッグストアも増えています。患者さんが利用しやすいように病院の近くには必ず調剤薬局がありますし、大手ドラッグストアの入口にも複数の病院名が書かれていますよね。
ここでもまた調剤事務という仕事をする医療事務スタッフが今求められているのです。調剤薬局での事務の仕事、薬剤師さんの助手的な仕事も医療事務関係の新しい職場として注目を集めるようになりました。
● 明確に分かれた組織と役割
一般的な調剤薬局では、業務内容が薬剤部門と事務部門にきちんと分けられています。これは「薬を扱えるのは薬剤師だけ」と法律で定められているためで、通常は薬局1店舗ごとに2〜3名の調剤事務スタッフを雇うことが多いようです。
調剤薬局での事務スタッフの仕事は、患者さんが持参した処方箋を受け取ることから始まります。初めて来た人には現在服用しているほかの薬がないか、薬のアレルギーはないかなどを確認し、コンピュータで薬歴簿(カルテ)を作成します。そして薬剤師が調剤し、患者さんに飲み方などを説明したあと、会計をします。調剤薬局でも毎月末には診療報酬を保険請求するため、レセプト業務は欠かせません。
その結果として、それぞれの医院ごとに独自の問診やアフターフォローが発生するため、歯科医院に勤める医療事務スタッフの仕事は多岐にわたる傾向があります。
●スピーディーに薬を渡すお手伝い
患者さんは、一刻も早く薬を受け取って帰宅し、ゆっくり休みたいと思っています。調剤薬局では、できるだけスピーディーに業務を行うことが要求されるのです。
では、そのために医療事務スタッフができることは何でしょう。それは、薬剤師さんがスムースに調剤できるようテンポよく連携することです。一般の病院や医院同様、患者さんとのコミュニケーションももちろん必要ですが何より調剤薬局では薬剤師をはじめとするスタッフ同士の連帯が大切です。
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